解体工事を始める前に知っておきたい事項
1、ご近隣の方に発生する可能性があるトラブル
その多くの理由は、重機解体する事によって騒音・振動・粉塵などが必ず発生します。
●解体工事着工前の近隣挨拶
●建設リサイクル法の届出書の提出
●廃材の適正処分
●解体工事中の事故
●お客様に対して、打ち合わせ後、出来るだけ坪単価のコストダウンを図る
2、解体する以前に地盤の調査をする
以前に建っていた建物の残骸があるかないかの、調査会社や設計士との打ち合わせとチェックと建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)により知事への届出を行います。(規模により免除あり)解体過程に於いてマニュフェストと呼ばれる処分伝票があるので、そのうちのコンクリート廃材に関して、適正な処分が成されているかの確認を行います。
既存埋設物であるのならば、解体工事の途中で気づくと施主様に報告します。
設計者と調査会社に関して、解体前にSS等の地質調査を行ったのか、確認して地中埋設物の可能性が判別します。
解体工事は建築工事の中でも非常にトラブルの多い工事です。
工務店などへ委託して解体工事を行う前に、見積もり条件、発注内容を施主に変わり確認させて頂きます。
3、口頭での見積もりはご注意ください!
現場調査の際に施主さんと解体業者さんとのやりとりで、「これで大体、いくら位になるのでしょうか?」
「そうですね、ざっと○○円くらいですかね」などがよくあります。
このときの金額を鵜呑みにして、そのまま契約してしまうのは危険です。家財処分品の量や植木、庭石などの撤去などが解体費用に含まれていない場合もあるので、その範囲を確認してください。気持ちよく仕事が出来る為に、現場調査の後でしっかりした見積りを提出してもらい、工事範囲を明確にしておく事が大切です。また、現場調査の際は出来るだけ立会いをして、我々と一緒に確認しながら進めることで、より正確な見積り金額を作成できます。
4、許可書が無い業者にはご注意ください!
建設リサイクル法により延床面積が80m2以上の建物は届け出業者しか解体工事を行えません。
解体業者の中には無許可の業者などが、とにかく安さだけを売りにしていたり、しっかりとした処理を行わないなど、皆さんが持つ業界のイメージを著しく低下させる原因を作っているのが現状です。
業者を選定する際は、許可証やマニフェストの提出など、書類に関してもしっかりと事前に確認しましょう。
産業廃棄物を排出事業者から委託を受けて収集し、処分場等へ搬入する場合は、それぞれ産業廃棄物収集運搬業の許可を受ける必要があります。
依頼した解体業者が廃棄物を持っていった先(中間処理場など)でしっかりした処分をせず不法投棄などをしてしまうと、(法的には)施主(あなた)まで罰せられることになります。
業者を選定する際は、許可証の確認など、書類に関してもしっかりと事前に確認しましょう。
5、保険関係の件
保険関係解体工事をしているとあってはならないことですが、稀に隣家を破損したりなどの事故がおきることがあります。そういった場合でも、当社は『請負工事総合賠償保険』に対応していますので安心です。